拍子抜けだった。山口祥義知事が自衛隊オスプレイの佐賀空港配備計画の受諾を表明した後、初めて開かれた神埼郡吉野ヶ里町の定例議会。一般質問が12日まで3日間あり、陸上自衛隊目達原駐屯地が立地する自治体として「一人ぐらいは関連する質問をするだろう」と思っていたが、登壇した9人全員が触れなかった。

 知事の受諾表明は8月24日。一般質問の通告期限は3日後の27日正午で、間に合わないことはなかった。

 駐屯地のヘリ部隊がどうなるか、議員の間で話題にはなった。ただ、「いくら質問しても執行部から答えが返ってこない。追及のしようがなければ、取り上げる意味がない」。防衛省や佐賀県側から具体的な説明がない以上、答弁のしようがないと推し量っていた。

 議員と自衛隊幹部の意見交換会はこれまで何度か開かれてきた。そこでは「できる限り多くの情報を」と求めるにとどまり、具体的な中身は聞けていないという。

 「情報が乏しい。やきもきしている」。そう話す気持ちも分かるが、町執行部が防衛省側から情報を引き出してくるように、質問を繰り出す緊張感が欲しい。

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