車道を減らして設けた自転車レーンを視察する地元住民ら=佐賀市の市道三溝線

 車道を減らして自転車レーンに振り分ける社会実験が12日、佐賀市のJR佐賀駅北口の市道三溝線で始まった。初日は誘導員の指示に従って専用レーンに移る自転車が目立った。住民からは「自動車の右折レーンができたことで安全性が増したようだ」という評価や、バスの停留所付近で人と自転車が交錯しないか課題を指摘する声が聞かれた。

 実験区間は市道三溝線の約900メートル。片側2車線の車道のうち東側の1車線を自転車レーンに、中央の1車線を右折レーンや導流帯(ゼブラゾーン)に変更した。自転車レーンと車道の間はコーンと鉄パイプのバリケードで仕切り、主な交差点には交通誘導員6人を24時間態勢で配置する。

 初日は地元住民らでつくる検討会が視察し、気づいた点を挙げた。事務局は「自動車のスピードが少し遅くなったようだ」などと報告、住民からは「自動車で走ってみたが、車道の幅が狭く感じた」「バスの停留所付近は、乗り降りする人と自転車が交錯しないか」などの指摘があった。

 期間は18日までで、19日は撤去作業をする。交通量の変化や渋滞状況を調べ、通行者や住民にアンケート調査を実施する。10月中旬に結果を検証した上で、整備方針を取りまとめる。

 実験は、2023年の佐賀国体(国民スポーツ大会)に向けて佐賀県総合運動場にアリーナが新設されることを受け、佐賀駅から北へ向かう人の流れが変わるのを見込んで実施している。

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