佐賀県は5日、神埼郡吉野ヶ里町松隈地区と石動地区の井戸5カ所からヒ素が検出され、うち3カ所で環境基準値を超えていたと発表した。直ちに健康に影響を及ぼすことはないが、飲用を避け、水道水を使うように呼び掛けている。

 県環境課によると、情報提供を受けて6月29日に松隈地区の井戸2カ所を調査したところ、いずれも環境基準値(1リットル中0・01ミリグラム以下)を超える0・035~0・042ミリグラムのヒ素が検出された。これを受け、8月3~8日にこの2カ所からそれぞれ半径約500メートルにある井戸65カ所を調査し、石動地区の温泉用井戸1カ所で0・029ミリグラムのヒ素を検出した。

 環境課は「基準値を超えた井戸の周辺にヒ素を使用している工場がないため、ヒ素を多く含有する花こう岩など地質の影響ではないか」と話す。

このエントリーをはてなブックマークに追加