十八夜横町でにぎわう会場

勢いよく回る仕掛け花火「じゃーもん」

 毎年8月18日に行われる佐賀県有田町恒例の伝統の夏祭り「十八夜」(大木宿区)に、今年は何やら「十八夜横丁」が出現した。二十数年前に世界的な観光ガイド本『ロンリープラネットJAPAN』に「十八夜」が紹介されて以来、毎年海外からのお客さまが増えている。

 かつて有田焼が伊万里津まで運ばれる時に必ず休憩したであろう旧道で、祭りの花形大木浮立の道行きが行われた。今年はその休憩所に地元の女性の呼び掛けで、祭りを少しにぎやかにと「十八夜横丁」が出現。有田町でバル(軽食喫茶の店)の経験を持つ有田商工会議所の協力で4店が出店した。

 地元蔵元の駐車場や駄菓子屋で知られる「新店」の駐車場や店先に簡易の喫茶バルがオープンした。ボランティア喫茶や「唐揚屋」などで、どこもにぎわった。ちょうどネットで知って仙台から来たというオーストラリア人のアナベル・モフさんとお話した。「こういう日本の祭りが大好きです」と流ちょうな日本語だった。

 本来「十八夜」は江戸時代の万治年間(1658~61)に始まった雨乞い浮立が由来で、ここのところの炎暑に水入りの祭りだった。地元の高校生から45歳の「宿若十八夜会」と大木浮立保存会の皆さんら約100人が祭りに携わった。

 けんか浮立「どてまかしょ」では、力水を浴びた若者が躍動した。祭りのクライマックス仕掛け花火「じゃーもん」では、いつもより花火の点火が早く、今年は「ああーっ」と言う間の花火だった。天気が良過ぎたせいかもしれない。

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