山口光之副教育長(右)に要望書を手渡す川副中PTAの藤川和弥会長=佐賀県庁

 佐賀県立大和特別支援学校(佐賀市大和町)の分校を川副町の南川副小学校と川副中学校に設置する計画について、川副中学校PTAは30日、再考を求める要望書を県教育委員会に提出した。「校舎内ではなく、独立した教育施設として分校の設置を」と新設校の設置などを求めた。

 要望書によると、新設校の建設に加え、教育環境の充実や生徒の健康、安全に関する計画の検討結果を、川副中の保護者説明会が開かれるまでに文書で回答するよう求めている。

 山口光之副教育長に要望書を手渡した藤川和弥会長(50)は「分校設置で一部の特別教室が使えなくなると、在校生に不便が生じる。(分校で)特別支援学校と同等の教育が受けられるのかも疑問」とした。

 県特別支援教育室の麻生俊一室長は「要望書を踏まえた上で、市教委と協議していく」と述べ、新設校については「現段階でお答えできない」と述べた。

 県教委は「計画は保護者や地域住民の理解を得た上で進めていきたい」として、9月定例県議会への予算案の計上は見送る。

 川副中PTAは市教委にも同様の要望書を提出した。

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