鍋島直正と武雄について話す藤生デスクと武雄中の生徒=武雄中体育館

 幕末や維新期の佐賀県の歴史を佐賀新聞の記者が教える出前授業「さが維新塾」が30日、佐賀県武雄市の武雄中であった。報道部学芸班の藤生雄一郎デスクらが、佐賀藩10代藩主・鍋島直正と武雄や武雄温泉について話した。

 1、2年生約420人が聴講した塾では、武雄領主の鍋島茂義が義弟の直正に西洋技術を取り入れるよう働きかけ、佐賀藩の高度な軍備保持に重要な役割を果たしたことを紹介。晩年に体調を崩した直正は家族思いで、子息とともに武雄温泉で湯治を重ねたことなど、武雄と幕末の佐賀藩の関わりをひもといた。

 生徒からは「温泉には直正以外にどんな有名な人が来たか」「直正の病気は温泉で治ったのか」などの質問があった。藤尾デスクは「宮本武蔵や吉田松陰などが温泉に立ち寄ったと言われるが、証明するものはない。ただシーボルトは来ている」などと答えた。

 出前授業は9月10、11日に「肥前さが幕末維新博」を見学する前の事前学習として行った。松尾和奏さん(1年)は「直正が武雄温泉で病を治し、疲れを癒やしていたことに驚いた。維新博でしっかり佐賀の歴史を学んできます」と感想とお礼を述べた。

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