うちわに名尾和紙を貼り模様を描く日韓の学生ら=佐賀市大和町

 佐賀の魅力的な観光プランを提案するため日韓の大学生7人が、24日から武雄市や嬉野市などの観光施設や景勝地を訪問している。フィールドワーク最終日の26日には、佐賀市大和町の名尾和紙の工房に足を運び、うちわに和紙を貼って模様を描くなど、地域資源を生かした商品化の可能性を探った。

 大学生による観光プランづくり事業は、昨年11月、山口県で開かれた日韓海峡沿岸県市道交流知事会で、若い発想力で日韓の新たな観光資源の発掘しようと、2年間の予定で事業化を提案された。韓国側からは釜山広域市、全羅南道、慶尚南道、済州特別自治道から4人ずつ山口、福岡、佐賀、長崎県に派遣。日本側の学生とともに、各県でフィールドワークの一環で観光名所などを巡回する。

 佐賀ではほかに、太良町の海中鳥居や有田町のポーセリングパークなどを訪れた。韓国側の参加者、昌原(チャワン)大学行政学部4年のキム・ミヌさんは、武雄市御船山にある日本庭園のイルミネーションを例にあげ「建物のイルミネーション自体は珍しくないが、庭園のイルミネーションは初めて見た」と感心した様子。

 逆に、日本の観光ルートの弱点として「点を線でつなぐ感じで、移動が多くて長い。バスの中で1時間半も貴重な観光の時間を費やすのはもったいない」と分析し「佐賀の都会でも田舎でもない独特の地域をどう生かし、韓国の人たちにPRするかじっくり考えたい」と話した。

 大学生が練ったプランは28日、山口県下関市の国際会場で、旅行会社関係者の前で発表する。来年は韓国側に日本の大学生を派遣し当地の観光プランを提案する。

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