開発した将棋ソフトや人工知能について語る山本一成さん=佐賀市の県立美術館ホール

 人工知能(AI)を使った将棋ソフト「Ponanza」(ポナンザ)を開発した山本一成さんが25日、佐賀市の県立美術館ホールで講演した。開発秘話やAIの今後について、約140人が聴き入った。

 講演は「SAGAものスゴフェスタ4」の一環。山本さんは開発の過程について説明した。AIに2年間で約8千億回の局面を学ばせたことで、名人に勝つまでになった。「人間が体験できる回数を超え、新しい戦法がどんどん出てきた」と説明した。

 山本さんは、イギリスの産業革命を例に挙げながら「AIが人間の代わりをすることは悪いことではない。未来の選択肢が増えたことになり、どう転ぶかわからないが、いい方向にもっていけるようにしたい」と述べた。

 質疑応答もあり、プロにならなかった理由を小学生から問われたアマチュア将棋5段の山本さんは「(プロになる)覚悟がなかった」と軽妙に答えて会場を沸かせていた。

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