大会に出場した北陵高エコカー部のチーム「ビッグ7」のメンバーら=熊本県大津町(提供写真)

大会に出場した北陵高エコカー部のチーム車両=熊本県大津町(提供写真)

 佐賀県佐賀市の北陵高エコカー部が、熊本県大津町で開催された「Hondaエコマイレッジチャレンジ2018」九州大会の2人乗りクラスで優勝した。2位に大差をつけての勝利に加え、車体の仕上がりでも「グッドデザイン賞」に選出。チーム名の「ビッグ7」に恥じぬ、大きな栄冠を手にした。

 2人乗りクラスには5チームが出場。燃料タンクを付けた手作りの車両で、1周約2・4キロのコースを3周し、燃費の良さを競った。消費燃料の量を計測し、1リットルあたりの燃費に換算するが、平均速度やゴールする制限時間が決まっていて、運転技術と的確で素早い判断力が求められる。

 ドライバーは2年の福井優太さん(16)。補助役のナビゲーターは3年で部長の松本真吾さん(17)。他の部員も連携してサポートし、燃費は1リットルあたり291・247キロとし、2位に約86キロの大差を付けた。

 顧問の大坪和之教諭(59)は「ドライバーの腕が良かった」と福井さんの運転技術をたたえた。福井さんは「エンジンの調子も良かった」と照れていた。

 見た目にもこだわった。高級スポーツカーの車体を見事に再現し、黄色のボディーが観客の目を引きつけた。全34チームの中から「グッドデザイン賞」に選ばれ、「優勝と視線を総なめにできた」(大坪教諭)。他チームより車体が一回り大きく、大会関係者は「どうしてこれだけ良い記録が出るのか」と驚いていたという。

 普段から、アクセルの踏み方や車の部品を変えたときの燃費の違いを一つ一つ記録し、研究している。車内は密封され、夏場の練習は暑さも大きな敵だ。

 部員は7人。松本さんと福井さん以外の5人は1年生で、先輩の偉業に触発され「次は自分たちの手で」と燃えている。

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