集中して商品の制作に励む金立特別支援学校の生徒たち=佐賀市金立町の金立特別支援学校

プレ大会で、劇と和太鼓を融合したステージを披露した中原特別支援学校の生徒たち=佐賀市のアバンセ 

プレ大会で、ピアノや木琴を使い、息の合った演奏を披露した盲学校の生徒たち=佐賀市のアバンセ

 アクセサリーやバッグなどを販売し、丁寧な手仕事で商品を作り出す「金立特別支援学校」。7月にあったプレ大会では生徒たち自ら店頭に立ち、「いらっしゃいませ!」と笑顔で客を出迎えた。

 ビーズなどを使ったきらびやかなイヤリングやヘアゴムはすべて生徒たちの手作りで、時にはデザインも手掛ける。2年の中野沙紀さん(17)は「縫うのは苦手だけど、バッグのはじっこや取っ手は丁寧にできた」と話し、授業で身につけた技術を商品にこめる。

 絵画に出品した3年の井上慎哉さん(17)はペン1本で自身の世界観を表現した。「普段、発表の場は少ない。できることの中で作品を作っているのがこの部門の良いところ」と語る。

 特別支援学校部門にとって、さが総文は他校との交流も楽しみなところ。部門の実行委員を務める2年の太田知里さん(16)は「他分野より目立たないけど、普通校の人たちが来てくれたら話してみたい。いろいろな人同士が理解しあえる場になったら良いな」。

 3年の木村咲太さん(17)は来年のさが総文には参加できないが、「総文祭みたいに普通校や他校を知る機会があれば、もっと交流があって楽しかっただろう。知ろうとしている人がいれば、障害のことも知ってもらいたい」と総文祭本番での交流の深まりを期待している。

【さが総文では…】歌や演奏など多彩に

 特別支援学校部門は、楽器演奏などのステージ、絵画や焼き物などの作品展示・販売、生徒たちがドリンクを提供する喫茶サービス、窓ふきや床掃除の実演など学校ごとに多彩な発表を行う。来年7月27~29日にアバンセで開かれ、県内9校の生徒たちが日ごろの成果を発表する。

 花形のステージ発表は、オルガンや木琴などの楽器を使った息の合った演奏や生徒たちの生き生きとした劇などが堪能できる。

 生徒が手掛けた衣服や絵画の展示は、個性的で熱のこもった作品がずらり。金立特別支援学校2年の太田知里さん(16)は7月のプレ大会でダイナミックに成形したサラダ皿を出品した。「そのときの感情を思いのままにぶつけた。想像以上に大きくなってびっくり」といい、「頑張った作品を見てもらえるのはうれしい」とはにかむ。

 各校が出展するブースでは、ヘアゴムやイヤリング、焼き物、布製品など細やかな手作業による製品を販売する。

 普段は文化活動を発表する機会が少ない特別支援学校。わくわくするような商品や多彩なステージに注目しよう。

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