閉会式を終え、マウンドの土を集める大阪桐蔭・柿木(左)と金足農・吉田=甲子園

テレビ観戦で柿木蓮投手の力投を見守った竹下練さん(左)ら小中学時代のチームメートたち=多久市まちづくり交流センターあいぱれっと

金足農を破り4年ぶり5度目の優勝を果たし、両手を突き上げ喜ぶ大阪桐蔭・柿木=甲子園

金足農戦に先発した大阪桐蔭・柿木=甲子園

 大阪桐蔭の優勝で幕を閉じた全国高校野球選手権。柿木蓮投手(18)=多久中央中出身=のふるさと佐賀県多久市では21日、小中学時代のチームメートらが偉業達成を祝福した。

 前日の準決勝・済美(愛媛)戦は155球で完投。根尾昂(あきら)選手の先発も予想される中、連投となったマウンドで躍動した。中学時代、唐津市の硬式野球チーム「佐賀東松ボーイズ」でバッテリーを組んだ竹下練さん(18)=龍谷高3年=は「チームの信頼を勝ち取った証し」。熱心にテレビを見つめた。

 三、七回に1点ずつを失ったが、「逆境になるほど柿木は燃える」と竹下さん。終盤にかけて球威が増し、九回も最速148キロ。七浦遥(はる)さん(17)=多久高3年=は「大舞台を楽しんでいる。柿木らしい」と目を細めた。

 「甲子園で会おう」と再会を誓った3年前。レギュラーだった9人はそれぞれ別の高校に進んだ。秀岳館(熊本)で甲子園を経験した唐津市出身の平山陸登(りくと)さん(18)は「柿木に負けたくないと思ってやってきたが、2度目の春夏連覇を果たした大阪桐蔭のエース。自慢でしかない」。

 多久中央中で2年間、柿木投手の担任だった魚永忠司・東原庠舎中央校教諭(44)は「野球では誰にも負けないという強い自信と決意があった」。大阪桐蔭への進学を決めた当時を振り返り、「彼にとっては目標の一つかもしれないが、マウンドでの堂々たる立ち姿に感動した」と話した。

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