大勢の人たちに見守られながら、多布施川を流れる灯籠=15日午後8時ごろ、佐賀市の護国神社

ちょうちんの明かりに照らされた多布施川をゆったりと流れる灯籠=15日午後8時ごろ、佐賀市の護国神社(撮影・山田宏一郎)

 お盆の伝統行事「精霊流し」が15日、佐賀市の県護国神社沿いの多布施川であった。遺族らはそれぞれに思いを込めた約70の灯籠を流して故人をしのんだ。

 灯籠は縦横約25センチで、遺族がメッセージなどを書き込んだ。灯籠の光は揺らぐ水面に反射しながら、ゆっくりと流れていった。20年前に亡くなった祖母を送りに来たという山領ひとみさん(49)と息子の彰さん(15)=佐賀市=は「天国から見守ってくれていることに感謝したい」と水面を見つめていた。

 精霊流しは2011年から始まり、実行委員長の高栁茂樹さん(63)は「市中心部では精霊流しがなかったので企画したが、最近は風物詩として定着してきた」と話す。

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