決勝・基山ファイターズ-高木瀬小ク 高木瀬小ク打線を、7回の2安打に抑え完封した基山ファイターズの先発内山瑠唯=みどりの森県営球場

決勝・基山ファイターズ-高木瀬小ク 7回裏高木瀬小ク2死、7番田代大翔が左前打を放つ=みどりの森県営球場

 第49回佐賀県少年野球選手権大会・NTT西日本杯争奪大会(県軟式野球連盟・佐賀新聞社主催、NTT西日本佐賀支店協賛)最終日は14日、佐賀市のみどりの森県営球場で準決勝と決勝があった。決勝は基山ファイターズ(基山町)が高木瀬小ク(佐賀市)を9-0の完封勝利で圧倒した。

 3位には蔵上町少年(鳥栖市)と鍋島少年(佐賀市)が入った。

 優勝した基山ファイターズは「第16回王貞治杯九州学童軟式野球大会」(11月、福岡県)に出場する。

 投打で隙を見せなかった基山ファイターズが9-0で高木瀬小クに完封勝ちを収めた。

 基山ファイターズは初回2死二塁、4番高島の遊ゴロが敵失を誘って先制。5番堀内の右越え二塁打でさらに1点を挙げた。三回にも1点を加え、六回は先頭堀内が右翼線三塁打で出塁すると、打者一巡の猛攻で一挙6点を挙げた。

 高木瀬小クは相手の先発内山を攻略できず、安打は最終回に放った2本だけだった。

 

 ▽決勝(みどりの森県営球場)

基山F  2010060 9

高木瀬小ク0000000 0

内山平常心、決勝で完封 ノーヒッターまであと1人

 最後まで落ち着いた投球で、初の栄冠をつかんだ。基山ファイターズの先発内山瑠唯は、高木瀬小ク打線を2安打完封。攻撃陣の強力な援護も加わり、「最後まで気持ちに余裕を持って投げられた」と声を弾ませた。

 六回までに3度も三塁への進塁を許したが、打たせて取る投球でピンチを切り抜け続けた。一つずつアウトを重ね、9-0で迎えた七回裏2死、ノーヒットノーランまであと一つと迫ったところで連打を浴びた。2死一、二塁。「点差があるから打たれても大丈夫」「思い切っていこう」と仲間から声を掛けられ、気持ちを入れ直した。次の打者を三ゴロに打ち取ると、みんなと抱き合って優勝を喜んだ。

 7月の全日本学童軟式野球県大会では、優勝した三田川少年との接戦に競り負けていた。その時の悔しさをバネに、重心を低く、しっかり腕を振るよう課題を修正した。

 内山の憧れは、同じ基山町出身でプロ野球横浜DeNAベイスターズの濵口遥大投手。「もっと制球力を上げて、濵口選手に負けないぐらいのピッチャーになる」。猛暑の夏を制した左腕は、さらに成長を誓った。

 

 高木瀬、打線沈黙 最終回、意地の連打

 14年ぶりに決勝の舞台に立った高木瀬小クは、相手エースを攻略できず無得点に終わった。それでも納富靖裕監督は「1年前はどうなることやらと思っていたチームがここまで勝ち上がってくれた」と4日間の奮闘をたたえた。

 七回裏2死。7番田代大翔は安打数「0」が刻まれたスコアボードを見つめた。「最後の打席になるなら思い切り振るしかない」。最初のストライクを強振すると、打球は左前に転んだ。8番川副仁輝も右前打で続き、準決勝で対戦した鍋島少年の選手たちも応援するスタンドを沸かせたが、意地を見せられたのはそこまでだった。

 チームの6年生5人と四半世紀ぶりの栄冠をつかみたいと願っていた5年の田代。「もっとチームに役立つプレーができるようになって、来年は1番になる」と決意を口にした。

 

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