福岡教育大の学生の力作が並ぶ会場=佐賀市の県立美術館2号展示室

 福岡教育大書道科の福岡県を除く九州・沖縄7県の学生による書作展が14日、佐賀市の県立美術館で始まった。29人が1人1点を出品し、それぞれの書跡の美しさが競演する。19日まで。

 今回で46回目を数える同展は、佐賀では4年ぶりの開催。佐賀出身者も11人が作品を並べる。佐賀北高出身の永渕可奈さん(4年)は、篆刻(てんこく)「山溜穿石(さんりゅうせんせき)」。文字の一部を欠けさせるなど、4文字のバランスの中に変化をつける。

 小城高出身の藤原朱里さん(同)の漢詩「月夜」は、中国の詩人季紳の「晏安寺」から。野の花が月に照らされる山の寂しさを詠んだ詩で、一文字に特徴を出しながらバランスよくまとめた。鹿児島県沖永良部島出身の山田吉生さん(同)は、故郷に伝わる唄「永良部百合の花」を題材に、勢いある筆致をリズムに乗せて表現している。

 書の歴史を分かりやすく解説したパネルや、バルーンをテーマに楽しく飾るなど、書への間口を広げた会場。3年の杠栞奈さん(佐賀北高出身)は「気軽に書を楽しんでほしい」と呼びかける。

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