本堂で20分間の座禅に取り組む子どもたち

山口聡子さんによる食育がテーマの絵本の読み聞かせ

 川副町米納津地区の龍泉寺では毎年、地域の小学生を対象にした夏休み寺子屋が開催されている。「こころを落ち着ける」体験学習で規則正しい生活を学び、長い休み中にけがや病気をしないことが目標。宗派を超えた禅宗以外の子どもたちも参加している。

 龍泉寺で夏休み寺子屋が始まったのは昭和57年。当時は宿泊を伴い100人近い参加があった。平成3年の台風による被害などで途中中断したが、平成10年に再開を果たした。

 子どもたちは寺子屋で般若心経の練習や行茶、座禅、人権学習などを行う。座禅は背筋を伸ばし足を組んで視線は斜め下、鼻からおなかの奥深くまで息を吸い込んでゆっくり息を吐ききることが、集中力を高めることにつながる。今年は初めてお釈迦(しゃか)様の誕生の写仏体験も行い好評を得た。

 「子どもは地域の宝。成長して悩みが出てきたときに、寺子屋で和尚さんの話を聞いたなと思い出してくれたら」と住職の寿山俊英さんは笑顔で子どもたちを見守っている。

このエントリーをはてなブックマークに追加