オランダ国内の駅に設置されたピアノ。通行人が気軽に触れ、演奏を楽しむ文化があるという(佐賀県提供)

 2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、オランダのホストタウンになっている佐賀県は、現地の文化に親しんでもらおうと、JR新鳥栖駅と小城駅にピアノを設置する。駅に置かれたピアノで通行人が自由に演奏する「オランダ流」の楽しみ方に触れてもらい、音楽による地域の活性化にもつなげる。

 各国の文化への理解を深め、交流人口の拡大や地域の活性化につなげる県の「佐賀文化プログラム推進プロジェクト」の一環として実施する。県文化課によると、オランダでは人が行き交う駅にピアノがあり、気軽に奏でる文化がある。県内にも取り入れることで、にぎわいづくりだけでなく、観光地としての魅力を高めて公共交通機関の利用者の増加も狙う。

 オランダの文化が伝わった長崎街道(シュガーロード)沿いにある新鳥栖駅と小城駅に、それぞれの地元の家庭から県に寄贈されるピアノを置く。19日午前10時から新鳥栖駅で、9月8日午後2時から小城駅で、設置されたピアノを使いミニコンサートを開く。

 山口祥義知事は「オランダとの出合いが、佐賀藩の蒸気船開発などさまざまなことに生かされた。再びオランダに学んで、自然な形で音楽がある佐賀を目指したい」と話す。

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