佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画を巡り、小野寺五典防衛相は10日の閣議後会見で、佐賀県の山口祥義知事が機体の安全性と安全対策に理解を示したことについて「前進と受け止めている」と評価した。知事が協議を再開する考えを表明したことに関しても「しっかり取り組んでいく」と話した。

 小野寺氏は、山口知事が国に対して駐屯地予定地の地権者である漁業者の不信感を払しょくするように求めている点に触れ、「省としてこのことを非常に重く受け止める」と強調した。

 小野寺氏は2月5日に発生した陸自目達原駐屯地(神埼郡吉野ヶ里町)所属のAH64D戦闘ヘリコプター墜落事故の前まで、「取り得る方策について佐賀県と協議していた」と述べ、漁業振興策や補償に関する協議再開に前向きに取り組んでいく姿勢を示した。

 山口氏が知事選(11月29日告示、12月16日投開票)を控えるなかで、記者団から年内に県との協議を終える考えはあるかと問われ、小野寺氏は「特にスケジュール感を持っているわけではない。地元の皆さまや県に対し、要請があれば丁寧に説明していきたい」と述べるにとどめた。

 山口知事は8日の定例会見で、防衛省による機体の安全性と安全対策について精査した結果、「不合理な点はないと確認した」と表明した。

このエントリーをはてなブックマークに追加