伊万里市は、厚生労働省が実施した医療費の抑制に努力している市区町村のランキングで、本年度の全国1位になった。糖尿病の重症化予防や、市民の健康づくりへの意識向上の取り組みが高い評価を得た。

 ランキングは厚労省が国民健康保険(国保)の財政健全化を目的に2016年度から導入した「保険者努力支援制度」の一環として行った。制度は市区町村が取り組む(1)特定健診・保健指導(2)糖尿病の重症化予防(3)個人の健康づくりへの動機付け(4)後発医薬品の利用促進(5)保険料収納-などを点数化し、得点と保険加入者数に応じて交付金を配分する。医療費抑制に向けた自治体間の競争を促す狙いがある。

 伊万里市は、配点が大きい糖尿病の重症化予防や健康づくりへの動機付けで満点を取り、790点が満点となる中で最高得点の651点を獲得した。市は糖尿病患者の管理台帳を作成した効果的な保健指導や、「健康マイレージ」の導入による特定健診の受診率向上などに努めている。

 佐賀県内ではほかに杵島郡江北町が5位、三養基郡基山町が6位、武雄市が9位と、トップテンに4市町が入り、都道府県別の平均得点は大分県に次いで2位になった。県が主導して糖尿病の重症化予防に取り組んでいることが要因の一つにある。

 交付金の設定額は年度によって異なり、本年度は総額500億円になる。全国の市区町村数は1741あり、伊万里市には3089万円が配分される予定。

 「保険者努力支援制度」は本年度、国保の財政運営が市区町村から都道府県に移管されたのに伴い、都道府県にも導入された。佐賀県は本年度25位(210点満点中145点)だった。

このエントリーをはてなブックマークに追加