チェロ奏者の九十九太一さん(奥)の演奏に聴き入る子どもたち=佐賀市の佐賀整肢学園こども発達医療センター

 佐賀市の佐賀整肢学園こども発達医療センターで4日、プロのチェロ奏者によるコンサートがあった。センターに入所している子どもたち約160人が、スペイン・バルセロナ出身で、国内外で活動する九十九太一さんの演奏を楽しんだ。

 九十九さんはバッハの無伴奏チェロ組曲第1番「プレリュード」を皮切りに、ゆったりとした音色で「夏の思い出」「ふるさと」など日本の唱歌も演奏。子どもたちは曲ごとに大きな拍手を送り、最後には歌もプレゼントして感謝を伝えた。

 九十九さんの父で、画家の伸一さん=福岡県行橋市出身=の絵が昨年、センターに贈られた縁で実現した。障害者の入所施設での演奏は初めてという九十九さんは「音の大きさで驚かせないか心配もしたが、子どもたちの発する空気から、穏やかに聴いてくれているのが分かった」と話していた。

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