取材先で、本に使う絵を描く子どもたち=多久市西多久町の幡船の里

 多久市西多久町の魅力を再発見するプロジェクト「西多久見聞録」の活動が本格的に始まった。町内の小中学生54人が選んだテーマに沿って現地を訪ね、中身に詳しい大人たちにインタビューを重ねている。調べた内容は本にして、より深く地元を知る教材にする。

 調べているのは昔話や文化財、寺院など六つのテーマ。歴史を担当するグループは1日、23年前にできた農産物直売所「幡船の里」を訪問、当初から運営に携わる舩山真由美さん(59)に設立の経緯や店の特徴を聞いた。

 「なぜできたの?」「人気の商品は?」「野菜を売るための工夫は?」。インタビュー担当の子どもたちが投げ掛けた質問の答えをみんなで丁寧に記録した。

 子どもたちはインタビュアーのほか、写真やイラストを担当。年齢を問わず、全員が役割を持つ。要領が分からずに戸惑う子もいるが、自分の責任を果たそうと、高学年の様子を見ながら懸命に取り組んでいる。

 地域の結びつきを見つめ直す契機にと、先生役を担う大人も意欲的。取材は今月下旬までに終え、11月の完成を目指して本の製作準備に入る。

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