「佐賀県『食』と『農』の振興計画2015」の見直しについて意見交換した佐賀県農政審議会の会合=佐賀市のグランデはがくれ

 佐賀県農政審議会(会長・有馬進佐賀大農学部長)が1日、佐賀市で開かれ、10年間の佐賀農業の指針となる「佐賀県『食』と『農』の振興計画2015」の実施状況の報告や、来年度に予定する計画の見直しに向けて意見を交わした。

 審議会には学識経験者や農業団体の代表ら21人が出席。県の担当者が「稼げる農業の確立」と「さが農村の魅力アップ」という方向性をもとにしたこれまでの取り組みを紹介。数値目標を掲げた43項目のうち、34項目がほぼ順調に進む一方、新たに環境保全型農業に取り組む農家数や新規就農者数など8項目の進しん捗ちょくが遅れていることを報告した。

 委員からは、農業後継者を増やすために「市町の受け皿づくりに力を入れてほしい」「親元就農にも県で統一して支援をできないか」などの意見が上がった。

 「佐賀県産品のマーケティングをしっかりした上で計画を変更すべき」といった販売戦略を重視する声も。近年は統合環境制御技術など農業分野の技術革新が進んでいることもあり、「機械でできる農業があると子どもたちに教えれば就農につながるのでは」「インスタグラムを使って佐賀の農業を知ってもらうことが大事」など、農業のイメージアップの必要性を訴える意見も出た。

 意見をもとに県の事務局が骨子をつくり、来年度の見直しを前に再び審議会に諮る予定。

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