来庁者に高齢運転者専用ダイヤルの新設をPRする警察官ら=佐賀市の運転免許センター

昨年の道交法改正で高齢運転者への対策が強化されて以降、運転免許に関する問い合わせが多く寄せられており、県警運転免許課は7月30日に「高齢運転者専用ダイヤル」を新設した。

 これまでは、県警運転免許課の代表電話が問い合わせ先で、そこから各担当先に転送していたため、利用者に不便を感じさせることがあったが、窓口を一本化することで気軽に相談しやすい環境を整えた。専用ダイヤルでは、高齢者講習や認知機能検査に関してはもちろん、運転に関する不安などの相談も受け付けている。

 県警によると、今年6月末までに65歳以上の高齢者が起こした交通事故は610件。全世代で一番多い全体の20.8%を占める。また、同時期までに免許を自主返納した人は1608人(前年比25件減)と、過去最多だった前年とほぼ同じペースで推移している。

 ダイヤル開設日の7月30日、警察官が運転免許センター(佐賀市)に訪れた人に、番号が書かれたチラシや紙うちわを配ってPRした。高齢者のみに渡すのではなく、「知り合いに高齢者がいたら教えてあげて」と幅広い世代に呼び掛けた。

 免許更新に訪れた鶴田義光さん(80)=みやき町=は「同年代の知人が事故を起こしたという話も聞く。周囲の人にもダイヤルの開設を教えたい」と話した。

 県警運転免許課の野口一幸聴聞官は「悲惨な事故を減らすため、運転に不安を抱える高齢者やその家族は気軽に電話してほしい」と訴えた。

 高齢運転者専用ダイヤルは0952(98)1570。平日午前9時から午後5時まで。免許更新時に?歳以上であれば高齢者講習の受講が必要となることから、「行こう! 70!」のキャッチフレーズで下4桁に「1570」を選んだ。

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