熱中症にかかった患者役の子どもの症状を確認する白石消防署署員ら=白石町の白石小

 熱中症多発事故に備えて小学校と消防が合同で取り組む訓練が、白石町の白石小であった。学校でラジオ体操をしていた子どもたち16人が熱中症の疑いで次々に倒れる想定で、応急処置や容態の判断、搬送まで、白石消防署員と同行職員の連携を確認した。

 平成に入り1990年代以降は、夏に1日の最高気温が35度以上となる日が急増。気象庁は2007(平成19)年に、それを「猛暑日」と定義づけた。熱中症で救急搬送される人も続出するようになった。

 そして「災害級」とされる今夏の猛暑、県内では5月13日から今月3日午後3時までに累計612人が熱中症の疑いで病院に搬送され、90代の男女2人が死亡している。猛暑日の連続日数は、同月14~27日までの14日間で歴代1位タイを記録した。

 多発事故については昨年8月31日、佐賀市の佐賀東高でサッカー部の男子部員9人が体調不良を訴え、病院に搬送される事案があった。県健康増進課は「大勢で同じ行動をすることで集団で症状が出やすくなる」と分析。また夕方や夜間でも注意するよう呼び掛けている。

このエントリーをはてなブックマークに追加