バレーボール女子予選グループ戦第6組・清和-開智(和歌山) 第2セット、リードを広げてコート上で笑顔を見せる清和の選手たち=三重県津市のサオリーナ

■主将・南里、攻守に奮闘

 頼れる主将のひと言が待望の全国1勝を呼び込んだ。予選に臨んだバレーボール女子の清和は、開智(和歌山)に一度のリードも許さず、2-0のストレート勝ち。野中健志監督は「初戦の緊張もあり、我慢の第1セットだった」と振り返り、「選手たちが自力で本来の動きを取り戻してくれた」と頬を緩めた。

 第1セット。センター江藤綾香のブロックで先取点を奪うと3連続得点と好発進した。ただ、お見合いでボールを落とすなど連係ミスが出て失速。中盤、1点差まで詰め寄られたが、ここでセッターの南里くるみ主将がみんなに声を掛けた。

 「次、次。切り替えて。大丈夫」。ミスが続いてもエースの川内愛以ら3年生と一緒に大きな声を掛け合い、チームの雰囲気を押し上げた。

 徐々に落ち着きを取り戻した選手たちは目の前のプレー一つ一つに集中した。南里主将は攻守に好プレーを連発。司令塔としても速攻や時間差など多彩なコンビバレーの起点となった。

 チームは昨年の県総体決勝を最後に県内無敗。ブロックとレシーブの連係を磨いて守備を固め、今年5月の九州大会では全国屈指の強豪、九州文化学園(長崎)を倒して準優勝した。着実に力をつけ、2年ぶりの全国大会に自信を持って乗り込んできた。「粘って粘ってコンビにつなぐ自分たちのバレーを見せたい」と南里主将。会場を包む熱気にも疲れを見せず、3日から始まる決勝トーナメントに向けて気持ちを高めていた。

 ▽女子予選グループ戦(勝者は決勝トーナメントへ、敗者は敗者復活戦へ)

佐賀清和2ー0開智(和歌山)

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