安定ヨウ素剤の丸薬

 九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)3、4号機が営業運転に復帰する中、佐賀県は1日、重大事故時の甲状腺被ばくを軽減する安定ヨウ素剤について、本年度も原発から5~30キロ圏(UPZ)の一部住民に事前配布すると発表した。緊急時に受け取りが困難な高齢者や障害者、乳幼児とその家族などが対象で、10月から配布説明会を開く。

 配布説明会は、玄海町が10月27日、12月1日に町民会館▽唐津市が10月27日、11月17日に市保健センター▽伊万里市が10月20日に同市役所と東山代公民館、10月21日に波多津町と大川町のコミュニティーセンターでそれぞれ開く。

 事前申し込みが必要で、9月28日締め切り。説明会では医師や薬剤師による問診や服薬指導、飲み合わせの確認をし、安定ヨウ素剤を配る。県は8月中に各市町の広報誌に折り込む形で周知文書を配る。

 県内のUPZには約7万世帯、約18万人が暮らすが、県医務課によると昨年度の配布は153世帯386人にとどまった。半径5キロ圏の「予防防護措置区域(PAZ)」では、原子力規制委員会が対策指針で3歳以上を事前配布の対象としており、県は今年3月までに対象者7887人のうち、5144人(65・2%)に配布した。

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