南川副地区の住民を対象に開かれた県立大和特別支援学校の分校設置計画の説明会=佐賀市の南川副公民館

 佐賀県立大和特別支援学校の生徒の増加に伴い、南川副小学校と川副中学校に分校を設置する計画で、県教育委員会と佐賀市教育委員会は7月31日夜、南川副地区の住民を対象に説明会を開いた。参加した住民からは「分校ではなく、新しい学校をつくるべき」という意見が出た。

 県教委の担当者が、計画の経緯や分校設置による効果などを説明した。障害の有無にかかわらず同じ学校で学ぶ「インクルーシブ教育」の重要性を訴え、「日常的な交流が増えることでお互いを思いやる心を養い、個性や違いを理解することができる」と強調した。市南部に分校を設置することで、保護者の送迎の負担が減る観点からも理解を求めた。

 住民や南川副小の児童の保護者からは、既存の学校の空き教室を利用することに反対する声があり、「学校を新設すべき」という意見が出た。「県が(建設費などを)安く上げようとしているとしか思えない」という指摘もあった。

 県教委は住民側の意見に「持ち帰って検討する」と答えた。

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