九州新幹線長崎ルートを巡り、2022年度の暫定開業後の整備のあり方について、与党検討委員会の山本幸三委員長(衆院福岡10区)が6日に佐賀県を訪れ、知事と協議する方向で調整していることが1日、関係者への取材で分かった。フリーゲージトレイン(軌間可変車、FGT)導入断念の経緯などを説明し、全線フル規格かミニ新幹線の検討に協力を求める見通し。

 関係者によると、山本委員長は山口祥義知事と面談し、7月19日に決定した新鳥栖-武雄温泉間の整備方式の「中間取りまとめ」について説明する。山本委員長は、佐賀、長崎両県とJR九州に取りまとめの内容を提示し、今後の検討に協力を求める考えを示していた。

 中間取りまとめでは、整備方式の結論を先送りし、FGT導入を正式に断念した上で、今後は全線フル規格かミニ新幹線の二択で検討を進めることを決めた。暫定開業後、武雄温泉駅で新幹線と在来線を乗り継ぐリレー方式(対面乗り換え方式)は、「恒久化することがあってはならない」としている。

 佐賀県は、全線フル規格かミニ新幹線かという整備方式にかかわらず、追加負担は受け入れられないとする立場で、新たな提案があれば検討する考えを示している。面談では、県の追加負担の軽減策など検討項目が提示されるのかどうかが焦点になる。

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