サガハイマットなどへの寄付再開について言及した池辺和弘社長=福岡市の九州電力本店

 鳥栖市の九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)への寄付再開を検討していた九州電力の池辺和弘社長は31日の会見で、早稲田佐賀学園(唐津市)と唐津市民交流プラザへの寄付も再開する方針を明らかにした。再開時期や金額は各運営団体と協議して決める。

 九電は管内の原発が停止した後の2012年度以降、業績悪化を理由に寄付を保留していた。寄付総額の予定はサガハイマット39億7千万円、早稲田佐賀学園20億円、唐津市民交流プラザ5億円。これまでの寄付額は公表していない。

 池辺社長は再開を決めた理由について「3期連続の黒字が達成できて財務が改善し、対応できる準備が整った」と説明。「どういうやり方で何年間かけてやるかこれから相談する。それほど長い年月をかけるわけではない」と語った。

 玄海原発が立地する東松浦郡玄海町長選で初当選した脇山伸太郎氏が、玄海4号機にプルサーマルを導入する必要性に言及したことには、「真意がどこにあるか(分からず)判断できない。検討もしていない。就任されてからお会いしたい」と述べるにとどめた。

 使用済み核燃料の保管スペースを増やすリラッキングと、特殊な金属容器で空冷する乾式貯蔵の原子力規制委員会への申請に関しては「検討を急いでいる。煮詰まってきたが、書類が提出できるとは聞いていない」と答えた。

このエントリーをはてなブックマークに追加