文部科学省は31日、小学6年と中学3年を対象に4月に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。佐賀県内の公立学校は中3が国、数、理の計5区分で全て全国平均を下回った。小6は「国語A」と「理科」で全国平均を上回ったが、それ以外の3区分は下回った。小学よりも中学で全国との開きが出た結果となり、県教委は「中学生の家庭学習時間が減っており、教員の意識向上と合わせて取り組みたい」と課題を挙げる。 

 県内の平均正答率は、小6は国語A71%(全国70・7%)、国語B54%(同54・7%)、算数A63%(同63・5%)、算数B51%(同51・5%)、理科61%(同60・3%)。知識が問われる「A」区分の問題と、活用力が試される「B」区分の問題ともに全国と大きな開きはなかった。

 中3は国語A75%(全国76・1%)、国語B59%(同61・2%)、数学A64%(同66・1%)、数学B44%(同46・9%)、理科64%(同66・1%)。

 平日1日当たり学校外で1時間以上勉強しているとした中学生は県内が64・3%で全国の70・6%に及ばず、前年度の65・5%と比べても1・2ポイント下がった。

 県教委は15年度から活用力推進事業として小中一貫での研究授業に取り組んできた。県教育振興課は「小中連携の成果が小学校では出てきている」と分析。取り組みを継続して中学への波及効果を高める考えで「家庭学習の充実に取り組むとともに、学校や地域の課題に応じた支援を推進したい」としている。

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