15年ぶりに大接近した火星を見ようと望遠鏡をのぞく子どもたち=佐賀市のどん3の森公園(撮影・鶴澤弘樹)

 火星が15年ぶりに地球に大接近した31日、佐賀市で観望会が開かれ、家族連れら600人超が望遠鏡をのぞき込んだ。雲に隠れてなかなか見えなかった火星が姿を現すと「見えた」「オレンジ色だ」と夏の夜空に歓声が響いた。

 どん3の森に10台以上の望遠鏡が設置された。火星は午後7時ごろに南東から昇ったが、雲に隠れる時間が続いた。ただ、この日は「火、木、金、土と四つの惑星が同時に見える珍しい空」(近藤昭・市星空学習館長)で、参加者は他の惑星も見て楽しんだ。

 午後9時すぎに火星が見えると、歓声が上がった。神埼郡吉野ヶ里町から家族3人で訪れた三田川中3年の原田悠聖君は「意外と大きく見えた。(17年後の)次の大接近を見る時は30代になるんですね」。新栄小5年(佐賀市)の山内美祐さんは「初めて望遠鏡で星を見た」と話し、惑星の特徴をメモして夏休みの自由研究を進めた。

 観望会は、市星空学習館と市立図書館が開いた。8月末ごろまで、南東の空に大きく明るい火星を見ることができるという。

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