国土交通省は、道路に関する先進的な取り組みの実証実験をするとして、全国から13地域を採択した。佐賀県内からは佐賀市の市道三溝線の車線を減らして「おもてなし空間」を整える社会実験と、鹿島市の「道の駅鹿島」を中心にした外国人にもやさしい観光周遊の試みが選ばれた。

 社会実験は地域のにぎわいの創出やまちづくり、交通の安全確保を目的にしている。先進的な取り組みを国交省が選び、行政や地域住民とともに、場所や期間を限定して実施する。

 佐賀市では2023年の佐賀国体(国民スポーツ大会)に向けて県総合運動場にアリーナが新設されるなど、佐賀駅から北に向かう人の流れが変わろうとしている。実験では、JR佐賀駅からアリーナに向かう市道三溝線を、安心して楽しく歩ける「おもてなし空間」に改める。現在の片側2車線のうち1車線を自転車道に変更し、交通への影響や効果を検証する。実施時期は9月中旬の1週間程度を予定している。

 鹿島市では、JR肥前鹿島駅や観光地を周遊するバスを走らせ、マイカーから乗り換えてもらう「パークアンドライド」を道の駅鹿島で導入する。渋滞の緩和とともに、祐徳稲荷神社を訪れる外国人観光客の利便性の向上につなげる。期間は11月ごろから約3カ月間を予定している。

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