武雄の大楠(山田直行)

 7月は日本列島に大雨が降った。その後、2週間以上記録的な猛暑が続いている。ふる里では大暑の日(23日)、久しぶりの夕立が降った。田や畑にとっては恵みの雨だが、近県からは竜巻での突風の被害情報も伝えられた。

 いつも自然の猛威に、人はなすすべがない。それでも「へこたれないで元気を出したい」という被災者の方のテレビからの声に、人のたくましさが伝わってくる。

 そんな暑い日、武雄神社の大楠をスケッチ。この御神木への参道入り口付近では、セミの大合唱であったが、御神木のある空間は神々しい静寂感が漂い、快い風に乗って涼しげなウグイスの鳴き声が聞こえてくる。

 圧倒する大きさの大楠は見え方によって、不思議な喜怒哀楽の表情を感じさせる。その神聖なパワーを頂いて、今年の酷暑の夏を乗り切ろう。(佐賀女子短期大学名誉教授・山田直行)

このエントリーをはてなブックマークに追加