自作の杖笛を吹く山田さん

 篠笛(しのぶえ)は、歌口(吹き口)と六つか七つ穴がある、竹でできた横笛。管が細く自然に群生した篠竹を使って、いろいろな種類の篠笛を作って吹いているのは、佐賀市下田町の山田節和さん(71)。

 竹を熱して延ばし、節から2~3ミリの所に歌口を作り、管尻に小さい穴を開け、吹きながら耳を頼りに音階の穴を開けていく。サンドペーパーを何回もかけ、ニスを塗り、ペンナイフで自分の名前を彫り上げ完成する。

 祭りの時、太鼓と合わせたり、他の楽器とコラボしたり、イベントにも参加している。レパートリーは20曲ほどで、「荒城の月」を吹いてもらうと、澄み切った美しい音色に、心穏やかになる。

 篠笛は40センチほどのものが多いが、山田さんは120センチの竹の節の間を篠笛にした「杖笛」も作った。山に登り、見晴らしのいい所で、杖として使われていた「杖笛」から、笛の音色が流れてくると、同行者は驚かれるとのこと。どんな笛もできるのに驚く。(地域リポーター・上原和恵=佐賀市)

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