21世紀社会福祉セミナーで子どもの貧困について考えた参加者ら=佐賀市のアバンセ

 子どもの貧困について考える「第25回21世紀社会福祉セミナー」(県社会福祉士会主催)が28日、佐賀市のアバンセで開かれた。専門家による講演や、県内で子どもの支援をする団体によるシンポジウムなどがあり、子どもの貧困に対する取り組みを考えた。

 基調講演では、厚労省地域福祉課で生活困窮者の自立支援に携わる本後健氏が「地域で育む子どもの未来」と題し、これまで国が取り組んできた施策などを紹介した。2015年に施行された生活困窮者自立支援制度に触れ、「何が求められているのか探りながら。本当の意味でのスタートはここから」とし、「助けを必要としている人に支援を確実に届けられるよう、関係部局の連携を強めていく」と述べた。

 シンポジウムでは、武雄市で子どもの居場所づくりに取り組む「よりみちステーション」や「佐賀子ども食堂」の代表者らが、県内の子どもの貧困に関する実情を語った。「さまざまな事情を抱える子どもたちの、ありのままを受け止めたい」との意気込みや、一般市民の関心が薄いなどの課題を話した。 

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