当選が決まり、集まった支援者と万歳三唱する脇山伸太郎氏(中央)=29日午後9時41分、東松浦郡玄海町新田の事務所

 任期満了に伴う東松浦郡玄海町長選は29日に投開票され、無所属新人で前町議の脇山伸太郎氏(61)=諸浦=が2199票を獲得、同じ無所属新人で元町議の中山敏夫氏(63)=今村=を638票差で破り初当選を果たした。九州電力玄海原発が立地する町のかじ取り役は12年ぶりに交代し、現職の岸本英雄町長(65)が後継に推した脇山氏に託された。投票率は80・04%で、前回の2014年を0・65ポイント下回った。

 当選した脇山氏は「支援者、後援会の皆さんのおかげ」と喜び、「選んでよかったといわれる町にしていく」と意欲を見せた。任期は8月9日から4年間。

 選挙戦では、岸本町長が築いてきた国や県とのパイプなど「いい部分は引き継ぐ」としながら、人口減少問題に対処する政策推進室の新設といった独自色を打ち出し、支持を集めた。

 玄海原発に関しては「町は国のエネルギー政策の一翼を担っている」と容認する考えを示してきた。再稼働後のまちづくりや2号機の運転延長の可否、使用済み核燃料の問題にどう対応するかが注目される。

 3期に及んだ岸本町政からの変革を訴えた中山氏は、保育料や学校給食費の無料化などを公約に浸透を目指したが、及ばなかった。

 28日まで4日間の期日前投票は1419人で、前回選挙の1020人から399人増えた。当日有権者数は4719人(男2386人、女2333人)。

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