台風12号は29日夜、佐賀県に最接近し、交通機関に乱れが生じるなどの影響が出た。佐賀地方気象台は30日未明の雨や、日中の強い風への警戒を呼び掛けている。

 気象台によると、県内の30日午後6時までの24時間雨量は、多い所で120ミリを予想している。30日にかけて風も強まり、最大風速は強い所で15メートルとみている。

 武雄河川事務所は高潮の恐れがあるとし、29日午後に杵島郡白石町の六角川河口堰(ぜき)を閉じた。JR九州によると、29日夜の博多-長崎、佐世保間の特急の上下線や、長崎線普通列車の一部が運休した。唐津市と長崎県壱岐市を結ぶ九州郵船のフェリーは、始発を除き4便が欠航した。

 佐賀市では29日午後3時ごろから自主的に避難する人が出始め、午後10時現在で69世帯91人が避難した。県によると、午後9時現在で14市町で153世帯、174人が避難している。

 県教育委員会などによると、30日が登校日になっていた伊万里農林高と佐賀農業高が臨時休業、鳥栖高と県立ろう学校は30日の補習を中止した。このほか、補習を中止する高校や三者面談を延期する中学校もある。

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