細かな文様で余白を埋め尽くす作風は「細密画法」と称される

日本橋三越本店で作陶展を開いた葉山有樹さん=東京・日本橋室町

東京支社 武雄市山内町の陶芸家、葉山有樹さんの作陶展「生命の美」が、東京・日本橋三越本店で開かれた。神話や古代文明をテーマにした独自の世界観による作品は、目の肥えた首都圏のファンを魅了した。

 細かな文様で余白を埋め尽くす作風は「細密画法」と称され、古代日本やギリシャ、エジプト、インダスなどの歴史を学び、物語性豊かな作品は他に類を見ない。葉山さんは作陶展に込めた思いに関し、「人類が誕生して450万年。今、存在しているものの中には積み重なった魂が宿っている。私が考える『生』を表現したかった」と語る。

 会場中央の鉢状の「万花彩玉盌」は四季の花88種を文様化して自然との共生を表し、上から滴を落とすインスタレーションとして展示することで生命の源である水をたたえる神話の器を表現した。

 9月30日からは、肥前さが幕末維新博の特別展として、画家池田学さん、メディアアーティスト八谷和彦さんと「三人展」を佐賀県立美術館で開く。(栗林賢)

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