地方での暮らしのつくり方についてトークセッションする(右から)多田朋孔さん、佐々木元康さん、松尾佳昭町長=有田町生涯学習センター

 新潟県十日町市の限界集落に移住した2人の若者を通して、地方での暮らしを考えるトークイベントが22日、有田町生涯学習センターであった。各地で移住、定住促進策が進められる中、移住者と住民の関係の在り方などを考えた。

 多田朋孔さんは地域おこし協力隊として同県池谷集落に移住し、現在はNPO法人地域おこし理事・事務局長。「最近は田舎暮らしに興味がある若い人の割合が増えている。定年退職後の第二の人生から、子どもを安心して育てられる場所になっている」と現状を説明。「地域住民と直接接点を持つことが移住につながる。住居、収入、仕事以上に、地域の人がよそ者を歓迎する姿勢が重要」と指摘した。

 同集落で就農した農園「雪の日舎」の佐藤可奈子代表は「移住者のやりたいこと応援してあげてほしい。地域に助けてもらえれば、地域のためにという気持ちに変わっていく」と、自身の経験を踏まえて語った。

 松尾佳昭有田町長や町地域おこし協力隊の佐々木元康さんを交えたトークセッションもあった。地域外の人との交流で住民が地域の資源を再評価できるようになる「交流の鏡効果」が、地域の誇りを取り戻すきっかけになることなどが話された。

 

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