男衆に担がれ、海を渡る巨大な祇園山笠=唐津市呼子町小友

 「海を渡る祇園山笠」で知られる唐津市呼子町小友の小友祇園祭が27日始まった。「賤ヶ岳の戦い」などをテーマに飾り付けした山笠は、高さ15メートル、重さ3トン。男衆約50人は勢いよく前後に揺らしながら港町と海中を練り歩いた。昨年は台風の影響で海入りはなく、2年ぶりの勇姿となった。

 干潮に合わせて午後3時前に最大の見せ場の海入りのために漁港へ。肩の辺りまで海に入った男衆は「アーサッサ」「ヨイサー」と威勢よく掛け声を上げ、海中約60メートルを10分程度かけて渡った。海入りは28日も午後3時前後にある。

 小友祇園祭は1658(万治元)年に始まったとされ、毎年、旧暦6月14、15日(今年は7月26、27日)に開催。だが解体作業に人員を確保するため、今年は祭り翌日が日曜日になるように通例を破って開いた。

 人手不足に頭を痛める小友祇園保存会の藤松惠次会長(68)は「重い山笠を担ぐのも交代する人がほしいところ。引っ張る山笠にできないか、という話も出ている」と語る。

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