「知的資産経営」の方法などを指南したツトム経営研究所の森下勉所長=佐賀市の佐賀市文化会館

 財務データに表れない人材や技術を的確に把握して経営に活用する「知的資産経営」を学ぶセミナーが19日、佐賀市であった。知的資産経営支援の第一人者で、ツトム経営研究所(大阪)の森下勉所長が、企業の隠れた強みを見つけ出すためのプロセスを説いた。

 森下所長は企業の有形資産を木に、キャッシュフローを果実に例え、「人材やブランドなどの知的資産は企業の“根っこ”。その見える化や外部に伝えることが重要」と指摘した。

 また、経営者が会社を設立するきっかけや、これまでの沿革をたどることで、企業の真の強みが分かるようになると勧め、「鍋島直正公の残した功績にも、何らかの出来事が端緒としてあるように、企業の歴史から強みを見つける方法が有効」と話した。

 セミナーは知的資産経営を「よかとこ活用経営」と呼び、普及を進める県と県中小企業診断協会が主催。約120人が聴講した。

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