第4次産業革命と佐賀県の可能性を解説したブロードバンドタワーの藤原洋会長兼社長CEO=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 長年にわたってIT分野の最前線で活躍してきたブロードバンドタワー(東京)の藤原洋会長兼社長CEOが20日、佐賀市で講演した。「第4次産業革命の世界動向と佐賀の可能性」と題し、IoT(モノのインターネット)を活用した事業が、150年前に日本の産業革命の“聖地”だった佐賀を再興させるきっかけになると説いた。

 藤原氏は日本の高齢化や人口減少の長期推移、米国の上位企業が日本企業より価値が高い比較データを示し、「日本にとって静かなる有事」と警鐘を鳴らした。第4次産業革命の定義について、「第1次が蒸気機関、第2次が電力、第3次がコンピューター、第4次はIoTによる効率化」と示した。

 佐賀県の今後の可能性については、日本の国内総生産(GDP)が減少した原因が大企業や首都圏への一極集中にあったとして、「これからは首都圏と地方、大企業とベンチャー企業・大学が連携することで、IoT社会の実現につながるはず」と強調した。

 講演会は県が主催し、約180人が聴講した。

 

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