唐津市本町の旧唐津銀行本店で28日、建築家辰野金吾と辰野を輩出した唐津藩洋学校「耐恒寮」をテーマにした特別講座が開かれる。県立名護屋城博物館で開催中の明治維新150年記念企画展「高橋是清と辰野金吾」の関連講座として同館が開く。

 京都造形芸術大学の河上眞理教授が「辰野金吾のグランド・ツアーと〈美術建築〉」、京都工芸繊維大学の清水重敦教授が「耐恒寮はなぜ建築家を生んだのか? 辰野金吾・曽禰達蔵と唐津」の演題で30分ずつ講演。質疑応答とディスカッションもある。

 演題のグランド・ツアーは、17、18世紀の見聞を広めるための欧州旅行のことで、辰野は英国留学後にフランスとイタリアを訪問。企画展にはその期間中に辰野が記したスケッチブック「滞欧野帳」も展示している。講師2人はこのグランド・ツアーから実像に迫った『佐賀偉人伝08 辰野金吾』の共著者でもある。

 講座は午後3時から同5時まで。定員50人。参加費無料で、事前申し込みは不要。

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