準決勝・有田工-佐賀商 2回裏佐賀商2死一、二塁、3番松隈亮が中前適時打を放ち、4-3と勝ち越す=みどりの森県営球場

 準々決勝・鳥栖戦と同じように先制されても全く動じなかった。佐賀商は初回、3点本塁打を浴びた直後に2点を返すと、二回に2点を奪い即座に逆転。その後も小刻みに点を加えて有田工を下した。勝ち越し打を放った3番松隈亮は「自信を持って戦えた」と笑顔を見せた。

 1点差で迎えた二回は、下位から同点に追い付いた。なおも打線がつながり、松隈は「自分に回ってこい」と強気だった。2死一、二塁、追い込まれてもファウルで粘った9球目、内角低めのスライダーを中前にはじき返した。

 夏の大会が近づいた6月、もう一回りチームを大きくしたいと、森田剛史監督は外部からメンタルトレーナーを呼んだ。診断を受けるかどうかは選手の希望制だったが、松隈は迷わず手を挙げた。自分が試合で活躍する姿を絵に描いて仲間の前で発表するなど、具体的に理想像をイメージしていった。

 「今まではチャンスで不安になっていたけど、今は楽しめるようになった」と松隈。決勝に向け「とにかく声を出して、全力プレーで戦う」と語気を強めた。

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