強い日差しの下で出陣式に臨む支持者=東松浦郡玄海町

 連日続く猛暑の中、九州電力玄海原発が立地する東松浦郡玄海町長選の幕が上がった。12年ぶりに新しいトップを決める選挙戦は、無所属新人同士による一騎打ちとなり、熱を帯びた両陣営の出陣式では、参加者がタオルで汗をぬぐいながら第一声に聞き入った。

 前町議の脇山伸太郎候補(61)=諸浦=は新田の事務所前で出陣式を開き、町議5人や、同級生、地元住民ら約300人が駆け付けた。自身の後継として推す岸本英雄町長(65)は「町民の幸せを考えてくれる人。私ができなかったことは脇山候補がやってくれる。この太陽に負けず頑張ってくれる」と期待した。

 半袖にネクタイを締めた脇山候補はタオルを手に演説。岸本町長のインフラ整備事業を踏まえ「いい部分は引き継ぎながら、子育てや教育、高齢者福祉など人に寄り添った政策を一生懸命やる」と力を込めた。

 2度目の挑戦となる元町議の中山敏夫候補(63)=今村=は普恩寺の値賀神社で出陣式。スーツで白手袋をはめた中山候補は「岸本町政の12年間で人口は1100人減少し、新生児の誕生も年間30人前後になった。魅力ある町を今つくるべき」と町政の転換を訴えた。保育料、学校給食費、後期高齢者医療費の無料化を公約に掲げた。

 町議4人、地元住民や同級生ら支持者約150人が集まった。前町長の寺田司さん(82)は「町政の変革、新しい風を吹き込む。夢のある玄海町をつくるため、この選挙戦を勝ち抜こう」と支援を呼び掛けた。

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