観音の滝から300メートルほど下流にある滝川川沿いの土砂崩れ。現場を対岸から指さす鬼木信義実行委員長=唐津市七山

 29日に唐津市七山で開かれる「2018国際渓流滝登りinななやま」が、西日本豪雨による土砂崩れでコースの一部がふさがれ、短縮することになった。急流や淵を泳いだり、助け合ったりして登る前半の川のコースは通常通りで、主催者は「滝登りの醍醐味は変わらない」と語る。

 鳴神の丘運動公園を発着点に、通常は「観音の滝」で折り返す往復5キロのコース。滝から300メートルほど下流のコース上の遊歩道(幅1.5メートル)に、土砂が崩れ落ちているのを豪雨翌日に地元の消防団員が気付いた。

 遊歩道脇の斜面が高さ数十メートル、幅10メートルにわたって崩れ落ち、重機も入れない。当初は仮設路で対応しようとしたが、現場上部に二つの大きな石がひっかかるようにとどまっているのが見つかり、危険と判断した。

 滝川川をさかのぼる前半1.5キロに異常はなく、往復3キロのコースに変更した。その分、基準タイムに近い人を表彰する「自然満喫レース」の目安を2時間半から2時間に見直す。距離に対し、時間は余裕を持たせた。

 参加申し込みはすでに締め切り、今年も約1400人が参加する予定。実行委員長の鬼木信義さん(69)は「参加者に七山で一番の観光地『観音の滝』を見てほしかったけど仕方ない。その分、川をゆっくり楽しんでもらいたい」と話している。

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