アナログ放送終了直後、電話相談に応じるデジサポ佐賀のスタッフ=佐賀市堀川町

 東日本大震災の被害が大きかった東北3県を除く44都道府県で、地上波テレビがデジタル放送に完全移行した。1953年から始まったアナログ放送はこの日正午に終了し、60年近い歴史に終止符を打った。県内でも大きな混乱はなく、テレビの新時代を迎えた。

 それでも、受信機やアンテナの対応が遅れてテレビが見られなくなった「地デジ難民」が一部で出た。県内でも、総務省が相談業務のため設けたデジサポ佐賀などに「電波の入りが悪い」「チューナーを入手できない」といった相談や問い合わせが相次いだ。家電量販店にチューナーやデジタル対応テレビを求める人が詰めかけ、品薄で入手できず「当分テレビなしで我慢するしかない」とあきらめ顔の人も見られた。

 県内放送だけでなく、微弱な県外放送を受信する佐賀県特有の電波事情に対応するため、県は独自に地デジ県民サポートセンターを設置。電話相談や訪問調査、説明会などに対応し、約2カ月後の9月30日に「大きな混乱はなく乗り越えることができた」と閉所した。総務省のデジサポ佐賀も2012(平成24)年2月に業務を終えた。(新元号まであと281日)

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