鳥栖-仙台 後半20分、コーナーキックからヘディングでゴールを狙う鳥栖FWフェルナンド・トーレス選手(左)=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 サッカー・J1サガン鳥栖に加入した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス選手(34)が22日、鳥栖市のベストアメニティスタジアムであったベガルタ仙台戦に出場した。後半途中からピッチに立ち、巧みな技術でスタンドを沸かせたが、チームは終了間際に失点して0-1で敗戦。笑顔はなく、ほろ苦いJリーグデビューとなった。

 世界的ストライカーへの注目度は高く、スペイン国旗を掲げたサポーターらが試合開始3時間以上前から詰めかけ、1万7537人が観戦した。

 0-0で迎えた後半5分、FW田川亨介選手に代わってトーレス選手が投入されると、「ウォー」というどよめきが起こった。右足から繰り出される正確なシュートや、相手を置き去りにするドリブルなど、ワンプレーごとに歓声がこだました。

 トーレス選手とアトレチコ・マドリードの下部組織で一緒にプレーしたサッカー解説者の玉乃淳さん(34)は「彼がすごいのは常に味方を鼓舞し、敵に向かっていく姿勢。彼のリーダーシップは間違いなく鳥栖でも発揮される」と語る。

 「合流して1週間だが、吉田選手や小野選手といいコンビネーションは見せることができた。ハードに練習し、100パーセントの状態にもっていく」とトーレス選手。記念すべき一戦を勝利で飾ることはできなかったが、鳥栖の歴史に新たな1ページが刻まれた。

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