特殊な眼鏡をかけて酔った状態を体験する参加者。右側は講演した山本さん=佐賀市のメートプラザ佐賀

 飲酒運転撲滅、ドライバーのマナー向上に取り組む福岡市のNPO「はぁとスペース」代表理事の山本美也子さん(49)=同市=が18日、佐賀市のメートプラザ佐賀で講演した。2011年に16歳だった長男を飲酒運転事故で亡くした体験を語り「本気になれば守れる命がたくさんある。ゼロにできる犯罪」と訴えた。

 長男寛大(かんた)さんを突然失い「飲酒運転で命を奪うことは無差別殺人と同じ」とやりきれない思いを吐露した。「酔うことは脳が麻酔にかかっているような状態で、正しい判断ができなくなる」として誰であっても飲酒運転をする危険性があり、警戒するよう呼び掛けた。体内でアルコールが分解される時間についても説明し「飲んだ次の日、何時から運転する予定があるかも考えて」と注意を促した。

 研修会は佐賀市、市社会人権・同和教育推進協議会が主催。小中学校のPTA、交通安全指導ボランティアなど約300人が参加した。特殊な眼鏡で酔った状態を体験できる取り組みもあった。

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