知っているつもりでも実はよく知らない。説明しようとした途端、理解が曖昧で答えに詰まってしまう。例えば「熱中症とは?」◆猛暑が続く。気象予報士は「命に関わる危険な暑さ」などと注意を喚起。驚きの“40度超え”という地域もあった。まさに灼熱(しゃくねつ)の日本列島だが、熱中症と日射病、熱射病の違いを正しく説明できる人は医療や気象関係者ぐらいかもしれない◆確かに、子どものころ夏休みになると、親や先生から「外で遊んでばかりいると日射病になるぞ」なんてよく注意されていたが、あのころ熱中症という言葉は聞かなかった。医療や気象雑誌によれば熱中症という言葉が一般に使われたのは1995年ごろらしい◆中には、「熱中」の「中」は「あたる」という意味で「熱に中(あた)る」こと-などと“字源”から解いて説明したものもあった。要するに熱中症は、それがただ一つの症状ではなく、熱けいれんや日射病、熱射病なども含めた熱症状の総称なのだ◆直射日光にさらされて起きる日射病、その症状が特に重篤な熱射病。そして戸外だけでなく、室内でも高温・多湿、水分不足などで脱水症状に陥り、睡眠中でもかかる夜間熱中症もあるそうで、この暑さ、侮ってはいけない。それにしても暑い。庭の木々も焦げそうだ。生き物も植物も一雨、夕立が欲しい!(賢)

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