佐賀牛の輸出に関わる会社の従業員らに施設の概要を説明する担当者=多久市の佐賀県畜産公社

 佐賀牛の輸出促進のため、佐賀県やJAなどでつくる県農林水産物等輸出促進協議会は20日、台湾の流通関係者を県内に招いた。2001年に国内で口蹄疫(こうていえき)が発生して以来、台湾は日本産牛肉の輸入を禁止していたが昨年9月、16年ぶりに再開された。県内の担当者は新たな市場の開拓につなげようと佐賀牛のPRに力を入れていた。

 台湾でレストランやホテルなどを営む会社の従業員10人余りが、県内の食肉処理施設や加工施設、佐賀牛レストランを訪問。多久市の佐賀県畜産公社では、白衣に着替えて佐賀牛の枝肉処理現場を見学した。

 施設の代表者が衛生管理を徹底して食の安全安心に取り組んでいることや、豚や牛の処理頭数を紹介。JAさが畜産部技術参与の立野利宗さんは佐賀牛の概要について説明した。

 17年度の佐賀牛の輸出実績は57.2トン。輸出が再開されたばかりの台湾は0.6トンで、開拓の余地は大きい。他産地との激しい競争の中、立野さんは「台湾への数字をもっと伸ばしていきたい」と話していた。台湾からの招へい事業は27日と8月10日にも行われる。

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